現在まで、高齢者を賃貸住宅に受け入れを行なっているR65不動産ですが、大家さんからのお問い合わせを毎週頂く様になり、掲載物件は増える一方です。
しかし、なぜ市場ではリスクの高い高齢者を賃貸住宅に入れるのか、募集中の大家さんたちから浮き上がった事実をまとめました。
- 入居年数が長い
- トラブルが少ない
- 2階より1階
- 築年数よりも広さ
- 入居者に感謝される
0.前提として、孤独死は高齢者だけに起こりえる事ではなくなった
高齢者を賃貸住宅に入れるのはリスク、と言われる一番大きい理由は、「孤独死」なのですが、近年40代、50代が孤独死するケースも増え、必ずしも高齢者特有の問題とは、言えなくなりました。
また、孤独死については、保険や見守りである程度カバーできるようになり、孤独死が起きてもすぐ発見できる、あるいは保険である程度カバーできる様になりました。
むしろ高齢者の問題は、認知症について、相続についての方が深刻な問題となります。(比率が少ないので、数としては少ない。)管理会社はこの点を問題視し、解決する事が今後の高齢者への門戸を開く重要なポイントになるでしょう。
大きな問題が消える事で、言われ始めた事が高齢者を賃貸住宅に入れるメリットです。
1.入居年数が長い
本日、日本賃貸住宅管理協会の発表で、入居年数が出たのですが、高齢者は1度賃貸住宅に住むと圧倒的に長く、大家さんにとってはその期間の空室を心配する事はありません。日本賃貸住宅管理協会のデータを見てみましょう。
6年以上お住まいの方が7割近く。もちろんいままで住んでいた、ということも含めているため、純粋に高齢者になってから住み始めた訳ではないのですが。
2.トラブルが少ない
ご高齢の方は、一人暮らしに慣れている人が多く、騒音やゴミ、家賃滞納などの問題が少ないです。
ちなみに、よく聞く騒音のケースは、「耳が遠くなりテレビの音がうるさい」という事なのですが、テレビを見る時間帯は日中が多いので、問題に発展しにくいです。
また、退職や転職など、収入の増減が少ないので、家賃滞納も起こりにくいです。
3. 二階より一階
多くの方に該当する、という訳ではありませんが、足腰に自信の無い方は、陽当たりが多少悪くても、2階より1階を好む傾向にあります。
実際、お米や野菜を買うと、重くてなかなか、上まで持って上がるのは大変です。
一方で、賃貸住宅において1階の部屋は陽当たりが悪い、防犯的に危なそう、などの理由から嫌厭されがちです。(ちなみに、犯罪率で言うと年によっては、1階よりも2階の方が高い場合も多々あります。理由は2階は目隠しになりやすい、鍵があいていることが多いからです。)
4.築年数よりも広さ
賃貸住宅においては、築年数の浅い物件が市場で人気、とくにポータルサイトで探す時の多くは、家賃の次に築年数から指定する、という人も少なくないのでは無いでしょうか。
ご高齢の方は逆に、古くても、広くて今まで使って来た物が置ける、もしくは家賃がやすい、周辺が便利、など築年数の優先順位はそこまで高くはありません。
5.入居者に感謝される
最後は、何と言っても、これに尽きるのですが、「入居者さんに感謝される」ということです。
ご高齢の方の多くは、不動産会社にたらい回しにされ、物件が見つからず途方にくれている人がほとんどです。
一方で、現在の賃貸住宅において、高齢者が不動産会社を訪れる数は増加しています。
大家さんが入居者を受け入れると、まずそれだけで喜ばれますので、大家さんの多くは、その気持ちで高齢者を入れています。
賃貸住宅で安心して高齢者を入れたい、ということでしたら
R65不動産までお問い合わせ下さい。