高齢者が賃貸を借りるのは難しい?

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一般的に、65歳以上の高齢者が賃貸を借りるのは難しいイメージがあります。実際に、内見の時点で不動産業者やオーナーから入居を断られてしまう場合も。

高齢者が賃貸を借りるのが難しくなってしまうのは、高齢による体調不良などで発生するリスク(家賃滞納など)を避けたいという理由があるからです。

では、高齢者が一人暮らしをする際に、賃貸を借りるのは本当に難しいのでしょうか?

一人暮らし高齢者の賃貸率は約5割

一人暮らしの高齢者が賃貸を借りているケースは圧倒的に少ないイメージがありますが、実際には平成25年度時点の調査で約3割の高齢者が賃貸を借りて一人暮らしをしていることがわかっています(1)。

2019年現在は約5割、今後も上昇傾向にあることを考えると、現状決して一人暮らしの高齢者が賃貸を借りることは難しくないことがわかるでしょう。


自宅を売却して賃貸に移るケースが大半

一人暮らしで賃貸を借りる場合は、元々の自宅を売却して引越ししている場合が大半です。相続税を節約するために早めに自宅を売却するケースが増えており、その場合は、わざわざ戸建ての住宅を探すよりも、賃貸のほうが負担も少なく済みます。


自宅を売却する際に相続税が節税になる理由は、3000万円の特別控除を受けられるケースがほとんどだから。
現状、世帯主として居住している住宅であり、引越し後誰も住まなくなってから3年以内であれば適用される可能性が高い代表的な控除です。


高齢者でも賃貸は借りられる!



以下の理由から、たとえ65歳以上の高齢者が一人暮らしをする場合でも、賃貸を借りることは難しくないことがわかります。


・一人暮らし高齢者の賃貸率は約5割にのぼる
・元々住んでいた自宅を売却して賃貸に移るケースが多い


体調面や経済的な理由から、不動産業者やオーナー側に入居を断られるイメージも強いですよね。ですが、事前に必要な準備をし、ポイントをおさえておけば何の問題もありません。

次の項目より、高齢者の一人暮らしでもスムーズに賃貸を借りるためのポイントをお伝えします。




高齢者の一人暮らしでも賃貸を借りられるポイント3選



高齢者の一人暮らしでも賃貸を借りることは難しくないことがわかったところで、よりスムーズに入居手続きを進めるコツやポイントがあったら知っておきたいですよね。




一人暮らしの高齢者が賃貸を借りる際のポイントは、主に以下の3つです。



・金銭面&体調面のサポートをアピールする
・身近な家族の協力が必要不可欠
・各種サービスや制度を利用する



では、ひとつずつみていきましょう。



金銭面&体調面のサポートをアピールする



不動産業者、オーナー側が最も気にしてしまう点は、金銭面や体調面です。

現役をリタイアし、収入源が限られてくる65歳以上の高齢者の場合は、家賃の滞納がどうしても懸念点として挙げられます。



月々の決まった収入(年金など)は確保されている、貯蓄は十分にある旨を明らかにするなど、家賃の支払いについては何の問題もない材料を揃え、アピールする必要があります。



また、高齢者の一人暮らしの場合は、体調面も気になるのが本音。一人で言葉を尽くすよりも、家族やケアマネジャーなどの助けを借りることも視野に入れると良いでしょう。



身近な家族の協力が必要不可欠



上記のように、高齢者の一人暮らしで賃貸を借りる場合、懸念点はいくつか出てきます。一人ですべて対応するよりも、身近な家族やケアマネジャーなどに援助を頼むといいでしょう。



実際に賃貸を借りる契約時はもちろんのこと、引越しの際にも知っておいたら便利な制度・サービスはたくさんあります。

第三者の声があることにより、不動産業者やオーナー側への信頼にも繋がるでしょう。



各種サービスや制度を利用する



高齢者が一人暮らしをするにあたって、利用できる様々なサービスや制度があります。まずはどんなものがあるのかを把握し、自分に合ったもの・条件を満たし適用されるものを選ぶのがいいでしょう。



主なサービス・制度には以下のようなものがあります。

・家賃保証制度(一般財団法人高齢者住宅財団)
・独居老人等見守り支援事業(北海道亀田郡七飯町)


一般財団法人が家賃の連帯保証人となってくれる制度、いざ一人暮らしを始めた際の見守り支援など、高齢者の一人暮らしをサポートする制度・サービスは多岐にわたります。

ほかにどんな制度またはサービスがあるのか、事前に調べておくことはおすすめです。


一人暮らし高齢者が選ぶべき賃貸物件の条件



高齢者の一人暮らしで選ぶべき賃貸の特徴、周辺環境にまつわる条件は何点かあります。

主な条件は以下の3つです。

・支払いに無理はないか
・他の家族が近所に住んでいる
・生活の動線はどうか


支払いに無理はないか



高齢者の一人暮らしに限ったことではありませんが、十分な家賃支払いができるか、は重要なポイントです。



家賃を決める際、目安としては収入の約3分の1と言われています。

不動産会社の審査でも、支払い能力はもっとも見られるところですが、それ以上に趣味や友だちとの旅行を楽しむためにも、毎日の生活がかつかつでは、あまり意味がありませんよね。




他の家族が近所に住んでいる



いざ何かが起こった際に、頼れる距離に他の家族がいれば安心です。

高齢者、とくに一人暮らしの高齢者を狙った犯罪などはまだまだ横行していますし、一人の手では負えない物事もあるでしょう。



定期的な通院、食料の調達、電球交換や模様替えなどのちょっとした家事なども、近くに家族がいれば援助を頼むことができます。

賃貸物件を探す場合は、家族の住む近所かどうか、立地も確認するようにしましょう。


生活の動線はどうか



賃貸物件を検討する際に最も重視したい点は、生活の動線はどうかでしょう。高い段差がないか、いざ車椅子でも無理ない幅が確保できているか、家具の配置をしやすいか、エレベーターが完備されているかどうかなどをチェックする必要があります。



実際に居住した場合に不都合がないかどうか、契約後にトラブルを招かないためにも、詳細に確認しておきましょう。




まとめ:高齢者でも安全な一人暮らしを!



「高齢だから、賃貸物件は借りにくい……」

「やっぱり、住み慣れた土地のほうが……」



そう思ってしまう方も多いかもしれませんが、決して高齢者の一人暮らしで賃貸を借りることは難しいことではありません。

ぜひ本記事を参考にしていただいた上で、より安心に一人暮らし生活を送っていただきたいと思います。

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