高齢者賃貸

なぜ大家さんは、高齢者の入居に力を入れ始めたのか

現在まで、高齢者を賃貸住宅に受け入れを行なっているR65不動産ですが、大家さんからのお問い合わせを毎週頂く様になり、掲載物件は増える一方です。

しかし、なぜ市場ではリスクの高い高齢者を賃貸住宅に入れるのか、募集中の大家さんたちから浮き上がった事実をまとめました。

  1. 入居年数が長い
  2. トラブルが少ない
  3. 2階より1階
  4. 築年数よりも広さ
  5. 入居者に感謝される

0.前提として、孤独死は高齢者だけに起こりえる事ではなくなった

高齢者を賃貸住宅に入れるのはリスク、と言われる一番大きい理由は、「孤独死」なのですが、近年40代、50代が孤独死するケースも増え、必ずしも高齢者特有の問題とは、言えなくなりました。

また、孤独死については、保険や見守りである程度カバーできるようになり、孤独死が起きてもすぐ発見できる、あるいは保険である程度カバーできる様になりました。

むしろ高齢者の問題は、認知症について、相続についての方が深刻な問題となります。(比率が少ないので、数としては少ない。)管理会社はこの点を問題視し、解決する事が今後の高齢者への門戸を開く重要なポイントになるでしょう。

大きな問題が消える事で、言われ始めた事が高齢者を賃貸住宅に入れるメリットです。

1.入居年数が長い

本日、日本賃貸住宅管理協会の発表で、入居年数が出たのですが、高齢者は1度賃貸住宅に住むと圧倒的に長く、大家さんにとってはその期間の空室を心配する事はありません。日本賃貸住宅管理協会のデータを見てみましょう。

平均居住期間「日本賃貸住宅管理協会2019年度短観 上期について2019/12/13」

6年以上お住まいの方が7割近く。もちろんいままで住んでいた、ということも含めているため、純粋に高齢者になってから住み始めた訳ではないのですが。

2.トラブルが少ない

ご高齢の方は、一人暮らしに慣れている人が多く、騒音やゴミ、家賃滞納などの問題が少ないです。

ちなみに、よく聞く騒音のケースは、「耳が遠くなりテレビの音がうるさい」という事なのですが、テレビを見る時間帯は日中が多いので、問題に発展しにくいです。

また、退職や転職など、収入の増減が少ないので、家賃滞納も起こりにくいです。

3. 二階より一階

多くの方に該当する、という訳ではありませんが、足腰に自信の無い方は、陽当たりが多少悪くても、2階より1階を好む傾向にあります。

実際、お米や野菜を買うと、重くてなかなか、上まで持って上がるのは大変です。

一方で、賃貸住宅において1階の部屋は陽当たりが悪い、防犯的に危なそう、などの理由から嫌厭されがちです。(ちなみに、犯罪率で言うと年によっては、1階よりも2階の方が高い場合も多々あります。理由は2階は目隠しになりやすい、鍵があいていることが多いからです。)

4.築年数よりも広さ

賃貸住宅においては、築年数の浅い物件が市場で人気、とくにポータルサイトで探す時の多くは、家賃の次に築年数から指定する、という人も少なくないのでは無いでしょうか。

ご高齢の方は逆に、古くても、広くて今まで使って来た物が置ける、もしくは家賃がやすい、周辺が便利、など築年数の優先順位はそこまで高くはありません。

5.入居者に感謝される

最後は、何と言っても、これに尽きるのですが、「入居者さんに感謝される」ということです。

ご高齢の方の多くは、不動産会社にたらい回しにされ、物件が見つからず途方にくれている人がほとんどです。

一方で、現在の賃貸住宅において、高齢者が不動産会社を訪れる数は増加しています。

来店されるお客様の増減「日本賃貸住宅管理協会2019年度短観 上期について2019/12/13」

大家さんが入居者を受け入れると、まずそれだけで喜ばれますので、大家さんの多くは、その気持ちで高齢者を入れています。

賃貸住宅で安心して高齢者を入れたい、ということでしたら
R65不動産までお問い合わせ下さい。

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なぜ高齢者でも借りれる賃貸を増やす必要があるか

僕は本業でR65不動産というサービスをしているのですが、65歳以上の賃貸物件の提供をしています。

「なんでこんなことをしているか」
よく聞かれるのですが、今回は少し長めですが記事にしてみました。

本記事は、不動産会社目線からみた、高齢期の住宅論です。
専門業者さんから見て勉強不足なところもあるかと思います。
加筆・修正などございましたら、お気軽にメッセージくださいませ。


R65不動産では「いくつになっても豊かな暮らし」と掲げ、65歳を越えても、賃貸物件を借りれるように整備しています。

現状1.住宅借りにくい高齢者

前提として、いわゆる高齢者は「孤独死が怖いから」という大家さんの具体的な意見と「なんとなく断っといた方が良さそう」という抽象的な意見から賃貸住宅を借りにくいのが、現状です。

どれくらい借りにくいかというと、これくらいです。

スライド022

外国人と、同じくらい借りにくいです。
ちなみに、このデータ、何がやばいって国が出しているデータなんですよね。
国が取っているデータ、なのに、4割強も、そもそも不可、と言われ、
民間で取っているデータについては、高齢者を断る大家さんが6~7割を越えます。

現状1-2. 実際の孤独死数

確かに、孤独死はこわいな、というのが本音です。
実際、自然死が起きた後、誰にも発見されず物件の汚損に繋がる、というケースはよく聞きます。
先日聞いたケースだと、発見が死後4年経ったケースもあるそうです。 

スクリーンショット 2018-08-05 18.09.51

監察医務院のデータだと、孤独死だと見られるものは2733人(2013年)。
データが古いのですがだいたいこれくらいだそうです。

ちなみに23区内の平成24年(2012年)の65歳以上は180万人です。
つまるところ0.00151%の確率で孤独死が起きています。

少ない様に見えるのは、日本では65歳を越えると、病院で看取られる数が上がる為です。
日本では約8割以上の65歳以上の方が病院で最期を迎えられます。
だから、まあ、孤独死ってそんなもんです。

現状1-3.じゃあ孤独死ってどこからが事故物件なの?

ここが一番やばいんですが、事故物件っていろんなところで騒がれるんですが、
実は、事故物件自体に定義がありません

基本的には、入居者が亡くなる場所となった物件を指します。

亡くなる原因はさまざまですが、大別すると『殺人』『自殺』『自然死』の3種類です。

ただし、この3種類を同等に『事故物件』と扱うべきか否か、基準は極めて曖昧(あいまい)です。

例えば、凄惨な殺人事件に巻き込まれて亡くなったとなれば、当面の間は間違いなく事故物件扱いになります。

かたや家族で暮らしていて、おばあちゃんが急に具合が悪くなって突然死してしまい、すぐに発見された場合、家族の一員が寿命で亡くなるのは普通のことなので、事故物件と認定しないと思います

SUUMO
(https://suumo.jp/article/oyakudachi/oyaku/chintai/fr_room/zikobukken/) 

自然死の場合、不動産会社がどう取り扱うか様々で「亡くなられてすぐ発見」の場合は、事故物件として扱わない場合がほとんどです。

こればかりは定義を外に出している不動産会社は少ないのですが、日本で一番大きい半公的な大家さんであるURでは、

特別募集住宅は、お住まいの方が物件内などで亡くなられた住宅です。
ご入居から1年間または2年間、家賃が半額に割り引かれる住宅があります。(物件により異なります。)

UR都市機構(https://www.ur-net.go.jp/chintai/tokubetsu/)

だいたい事故が起きても2年程の減額です。

そして、孤独死でもっとも多いのは死後3日以内で発見のケースですが、不動産業界で言われている、孤独死で課題になるのは、自然死後平均7日以上発見されなかったケースです。

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(日本少額短期保険協会2016年 http://www.shougakutanki.jp/general/info/2015/news20160310.pdf)

汚損がひどく、次に貸すまでにすごくお金が掛かります。
だから、孤独死する前にきちんと予防、それが大事です

現状2.高齢者で賃貸借りている人ってそんなにたくさんいるの?

ところで、現状高齢者で賃貸住宅を借りている人はどれくらい、いるでしょうか。

国土交通省の昨年の発表では、65歳以上の賃貸住宅でお住まい、約400万人とのことでした。

比較として

23区内の人口が961万人、東京都の人口が1342万人

2016年 住民基本台帳

賃貸住宅の中には、JKKやURなど半公営住宅が入りますので、一概には言えません

また国土交通省の調べでは、平成21年から平成25年に賃貸住宅にお引越しした方のうち、約3割は持家からお引越しました。

これは、弊社で高齢者の仲介をしていて感じることですが、
・子どもの近くに住みたい
・家が老朽化しリフォームするお金がない
・相続税が払いきれないから売りたい
・階段の上り下りや庭の手入れが大変
という理由から65歳を超えても引越すケースが増えています。

つまるところ、持家を持っていても引越すケースが増えている、ということです。

また、独身のまま、賃貸住宅に住み続ける、という人が30年前に比べ増加しています。こちらは単身世帯のデータなど見て頂ければ分かりやすいのですが、おひとり様だから賃貸、という人は多いです。

現状3.減り続ける公営住宅と増え続けるサ高住

スライド030

ところで公営住宅は、現状10年間で25,000件減少しました。

結果、公営住宅の入居倍率は22倍となりました。

これは日本全国で、東京都23区に絞れば50〜70倍と言われています。
公営住宅の抽選が年に何度かありますが、だいたい15年〜20年待つ人もいるそうです。

60歳の方が申し込むと入居する頃に80歳になりますね。

また、現在日本ではオリンピックに向け、建て替えラッシュ、
この背景には相続税の関係もあるのですが、もう1つ、築年数の問題です。

現在、日本には600万戸以上のマンションがあり、築30年超の物件は100万戸を超えている。これから5年もすれば、建て替えの問題に直面する物件が激増することは必至だ。

週刊現代(2017年) http://gendai.ismedia.jp/articles/-/52798

今、築30年の物件をどんどん建て替えています。
30年前に何があったかというと、空前の不動産バブル、建築ラッシュでバブルがはじける少し前でした。

築30年の物件にはどんな人が住んでいるか、それは当時若者もしくは中年と言われた、30~40歳の人が住んでいます。

100万戸を越える物件が築30年以上とのことで、今後オリンピック前後で建て替えが進んでいき、60代や70代の方がどんどん増えています。

だから仕方なく、サービス付高齢者住宅(サ高住)や老人ホームが増えているのですが、
サ高住はかなりの補助金がおりた上で、新築着工しています。
http://www.koreisha.jp/service/

スクリーンショット 2018-08-05 17.29.08

で、ここで思い出してほしいのが、「空き家問題」
すごい!右肩上がり!
現状、空き家率13.5%!

なのに新規着工数946,306戸
まあ、そりゃそうでしょう、築30年以上の物件が次々建て替えられるので。

ちなみに、サービス付高齢者住宅が増えているのですが、入居率が約6割、と言われています。
新築で入居率6割、なので賃貸経営的に成功とは言えません。

あくまで、うちに来られ賃貸を借りに来られた方の意見のみですが、
サービス付高齢者住宅は、
・家賃が高い→平均10万円くらい(高いところだと15万くらい)
・高齢者ばかりのところに住みたくない
・立地がいまいち

と言われます。

立地がいまいちなのは、建てられた業者さんによって異なりますが、
補助金目当で用地確保にはしった業者さんが多かったため、
「郊外の駅、徒歩25分」
みたいな物件が多いのが現状です。

「自分らしい暮らしを送りたいのに、遠いし、高いし、なんかぶっちゃけ住宅じゃなく施設っぽい」
というのが総括したところでしょうか。

世の中の流れ的には、既存住宅使った方が良い、けれども貸し手の不安が解消されないから、新築するわ、というのが国の方針です。
(今は、良いサービス付高齢者住宅も増えているので、全てがイマイチ、という訳ではないです。個人的にはシルバーウッドという会社の銀木犀というサ高住がとても素敵だと思います。)

介護の業界からも見ると、住むところがないため、やむを得なく介護度があがるようにしている、という現状があるとのことでした。
「どういうこと?」と思われるかもしれませんが、介護の点数が無ければ、介護施設には室数と料金の兼ね合いからなかなか入れないのが現状です。

特別養護老人ホームの入居を待つ人が50万人を超える中、より介護が必要な人を優先させるため、入居条件に制限を加えました。
介護が必要な度合いが5段階のうち、2以下の人は原則入居できなくなりました。

クローズアップ現代+ (http://www.nhk.or.jp/gendai/articles/3952/1.html)

だから、利用者さんの介護度をあげるよう申告し、施設に入れる様にしているのですが、介護度で出る介護保険はどこから出て来るかと言うと、これは年金から出てきています。
つまるところ税金を入れて、なんとか施設に入れさせる、というところなのですが、これをやったことで、介護施設が足りなくなりました。(実際には介護施設に見合うだけの介護士が不足しています)

これは、言い過ぎかもしれませんが、元気な人が介護施設に入ってしまうと、本当に介護が必要な人が在宅での介護を受け家族の負担を強いられてしまいます。

スクリーンショット 2018-08-05 18.02.11

ちょっと見えにくいですが、残念ながら有料老人ホームに入っている人のほとんどが、自ら入りたい訳ではありません。有料老人ホームに入りたい人は1割ちょっとになります。

長くなりました。言いたいのは、元気な高齢者に必要なのは箱ではなく既存大家の理解です。

新築するのでなくて良いから、既存の大家さんに理解してもらい、高齢でも賃貸に住める様にすることが空き家問題も、介護施設に入れない問題も、年金が足りない問題も解決する一手だと思うのです。

賃貸住宅で安心して高齢者を入れたい、ということでしたら
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【孤独死が起こったら】不動産会社と家族と大家が対応するその後

こんにちは、R65不動産の山本です。 
昔、弊社のお世話になっている大家さんの物件で、入居者が亡くなりました。 
40代の方でした。 

本記事は、孤独死が起こったとき、対応した私自身の経験をもとに起こった、不動産会社(私たち)としての仕事、家族として動いてもらったこと、大家さんが負担した部分について、お話いたします。 

・独居のご家族がいる方 
・物件を持つオーナーさん 
・不動産管理会社さん 
に向けて書いています。 

※ ご遺族の方に配慮し、一部省略して御伝えしております。 




1.ある日突然、警察から電話がかかってくる

「こんにちは、◯◯警察署です。△△という住所の建物を管理されているのは御社でしょうか、実はこちらでご遺体が見つかりまして」 

その後、事実確認のため、いつ頃から住んでいたか、他に住んでいた人はいるか、直近でいつ連絡をとったか、滞納などはなかったか、ということを確認されます。 

2.発見が遅いと身元不明遺体となる

今回は、残念ながら発見が遅く身元が不明だったため、本人かどうかを検証し、また殺人などの事件性がないか、調査に入ります。 
滞納の有無を聞かれたのも、不動産会社である弊社や大家さんが入居者とトラブルになっていないか、ということを検証しているため、聞いているようでした。 

弊社、R65不動産(株式会社R65)は、高齢者の入居を専門とする不動産会社で、高齢者が入居している部屋には、保険や見守りをつけております。 
が、まさか40代という、この若さで亡くなるとは思っていなかったので、何も準備が無いままでした。 

また、この時点で、ご遺体は警察の方で一時預りになっております。 
こちらも事件性がないかの確認・検死のため、一時的に警察でご遺体の保管になりました。 

ちなみに、ご遺体がすぐ発見された場合でも、第一発見者の事情聴取が大変なので、警察立会の元、解錠の方がその後の流れがスムーズになると感じました。 

3.ご遺族に連絡、中の家財について確認

今回は、大家さんが一日も早く特殊清掃を入れたい、とのことでお話でしたので、入居者さんご家族と調整しました。 

この際のご連絡先は、警察の方が先方の確認をとった上で取り次いで下さったため、大変スムーズでした。 

中の家財については、相続財産に当たるので、相続人の同意が必要です。 
また金品などが出て来た場合、大家さんや管理会社さんに請求が来る場合があります。 

今回は、 
・ 検死のため、免許証・通帳・財布など貴重品が警察預りになっていること 
・ 入居者親族から書面をもらい入居者親族からの業者へ処分、という扱いにしたこと 
で、中の家財は撤去ができました。 

家族の同意が取れないと、相続権の兼ね合いから片付けることができないままになっていたので、警察の方が取り次いでくださって本当に助かりました。 

4.孤独死後のお金は誰が払う?

多くの場合、ご家族にまず請求がいきます。 

(他の不動産会社に聞くと、特殊清掃代や残置物処理代をどちらが払うかトラブルになることが多いようです。) 

ご家族を亡くされた遺族へ管理会社から請求するのは大変心苦しさがありました。 

またご遺族からすると、今まで連絡をとらず、縁を切ったと思っていたのに、突然のご連絡で亡くなった、と聞きいきなり血縁という理由でお金を請求されることも、ありますので、ご家族が独居の場合は特に注意が必要です。 

<入居者さんへ> 
独居で賃貸に住んでいる場合は、家族と縁は切った、ということあればなおさら入居者さん側で払う保険もあるので、そちらにご加入頂くことをオススメします。(縁を切った、と言われている血縁にはもれなくご連絡がいきます。) 

<管理会社さんへ> 
近年だと、連帯保証人を取らなくなり、保証会社で対応することも多いのですが、その場合、親族と連絡がとりにくくなるので、管理会社の手間は非常に大きくなります。孤独死の場合の保証のついた保証会社に加入することをお勧めいたします。 

<大家さんへ> 
また、大家さんには、孤独死の保険や家財保険の孤独死特約のついた保険に入るのをお勧めします。月額300円程度です。 

5.孤独死が発生した場合の請求金額

ざっくりとした金額ですが、だいたい1度の孤独死で発生する料金は100万円程度です。内訳はバラバラとしていますが、残置物の処理で30万、特殊清掃で70~150万円かかります。 

特殊清掃の金額は、発見までの日数が長い程、金額が高くなり、残置物の処理については広さと荷物の量によって、大きく異なります。 
ゴミ屋敷になってしまった家で孤独死があった場合は、今までで最大500万円の請求があった、というお話を他の不動産会社さんから伺いました。 

できれば見守りをいれる、定期巡回する、など何かおかしいな、と思ったことについて、気づける仕組みが必要だと感じます。 

6.孤独死が発生した賃貸住宅は事故物件なのか

実は、賃貸住宅の中で亡くなられた場合、自然死だった場合に事故物件扱いになるかどうか(心理的瑕疵があるか)は明確に定義されていません。 
これは長年議論されていることですが、 
・ 死後すぐ発見(極論1秒後に発見)の場合は事故なのか 
・ 家族が周りで看取った場合はどうなのか 
など、居室内でのパターンにより具体的に定義できないためです。 

今現状は、殺人・自殺は心理的瑕疵だけれど、自然死の場合は気にするかどうか、という非常に曖昧な状態です。 

今回は自然死ということを伝えた上で、再募集を予定しています。 

今回の記事は以上となります。 

孤独死を初めて経験し、対応できるか不安でしたが、なんとか最後まで対応がおわりました。 
もし、大家さんの中で、孤独死があってお困りごとや今後の入居者さんの対応がご不安な場合は、弊社までお気軽にご連絡下さいませ。 

経験したことから、お手伝いできることについてはお話しさせて頂ければと思います。

高齢者が賃貸を借りるのは難しい?

一般的に、65歳以上の高齢者が賃貸を借りるのは難しいイメージがあります。実際に、内見の時点で不動産業者やオーナーから入居を断られてしまう場合も。

高齢者が賃貸を借りるのが難しくなってしまうのは、高齢による体調不良などで発生するリスク(家賃滞納など)を避けたいという理由があるからです。

では、高齢者が一人暮らしをする際に、賃貸を借りるのは本当に難しいのでしょうか?

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